東洋医学の陰陽五行思想

東洋医学では物事はすべて「陰」と「陽」からなるという「陰陽思想」が基本的な考え方です。

天の陽気と地の陰気が交わり、その動きの中で宇宙は万物を生み出します。

自然のあらゆる要素を含んで生じたのが生物であり、私たち人間なのです。

したがって私たちの体もまた、自然界と同じ法則によって生まれ、活動しているのです。

人体は小自然(小宇宙)とも言われます。

自然界の秩序はそのまま人体の秩序につながり、大自然と人体とは全体として統一された存在であり、その調和が乱れた時に病気になるのです。

地軸の傾きで春夏秋冬が生まれ、人体にも生老病死、物事にも起承転結が起こります。

太陽は東から昇り、西に沈みます。方角は東西南北と4方向ですが、中心を入れると五行が生まれます。

「五行思想」というのは、陰陽思想と同様に世の中全てのものを5つに分けるという考え方です。

五行の「成長化収蔵-せいちょうかしゅうぞう-」は、
生まれ、成長し、変化して、収穫し、種となって次の芽生えを待つ、ということを示します。

この「陰陽」と「五行」が組み合わされ「陰陽五行思想」が生まれました。

五行は四季も表します。

「春夏秋冬」の間に「土用」を加えます。

一年は立春から始まります。

人の一生で考えると誕生の時です。

春分は13歳頃の思春期、やがて立夏を迎え、成長して行きます。

夏至の頃は働き盛りの40歳、

秋分の頃に60歳の還暦を迎え、

立冬で75歳、後期高齢者、

88歳頃に冬至、次の立春を迎えられたら100歳になります。

東洋医学の基本古典医学書「黄帝内経-こうていだいけい-」には四季の養生法が書かれています。

は、冬の間に隠されていたものが、芽を出し活動的になり始める時。
これは一年を通して言えることですが、日の入りとともに寝て、日の出とともに起きることが健康につながります。
心身ともにのびのびと活動的な気持ちで動くことがよく、この春の気に逆らって静かに沈んだ状態でいると病んでしまいます。

は、草木が成長し、万物が茂り、花咲き乱れ、陽気が最高潮に達する時期です。
夏は日中が長いので起きているべき時間も長くなりますが、怠けていけはいけません。暑くても体を動かして一日一回は発汗するように心かけましょう。
もし陽気を発散しないと体内に熱がこもって病気になってしまいます。

は、万物が実を結ぶ時期です。
全てが引き締まり収納される時期で、陽気も体内深く収納されています。
あれもこれもやろうと手を広げ過ぎると陽気を発散して体が弱り、冬に体調を崩してしまいます。

は、万物が静かに沈み消極的になるときです。
全てが収納され貯蔵されておく時期なので、決して発散してはいけません。
心身ともに活動は控えましょう。この時期に発汗したり、酒を飲んで一時的に陽気を多くすると、その反動で体を壊します。

『黄帝内経』には、人間は自然の気を受けて生きているので、季節の働きに合わせた生活を守ることが大切であると記されています。

自然の働きには陰と陽があり、体も陰陽の気をバランスよく保つ必要があります。

陰陽の気は季節に合わせて多くなったり、少なくなったりします。
この一定のバランスが崩れた時に病気になります。
ですから、自然に調和して生活することが長寿の秘訣となるわけです。


*

整体·鍼灸サロンsinq-シンク-代官山

【完全予約制】不定休:10時~最終受付20時
■ご予約は予約カレンダーから24時間OK
※施術時間にプラス30分の空き枠がある時間帯で予約してください。
60分コース→90分枠 /40分コースは60分枠でOKです

■お問い合わせはLINE公式アカウント@015vnagh
(LINE登録はこちらから→lin.ee/VtOklT2

●初回ご利用のお客様限定でお試しクーポンご用意しています!
整体(60分)·小顔矯正(40分)·鍼灸(60分)いずれか1コースを選択可です。
通常9150円(カウンセリング通常2000円込)→5500円